2023/07/13
6/29(金)、虎ノ門ヒルズCIC TOKYOで開催された「Tokyo Tech Startup Night~世界を変える、大学発“テック”スタートアップ~ Powered by 東京工業大学」にて、GTIE GAPファンドで支援した7組の研究者がピッチを行いました!
GTIE共同主幹機関の一つである東京工業大学が主催した今回のイベントには、500名を超える方に参加いただきました。満席、立ち見続出の会場の熱気はすさまじく、まさに日本の「大学発‟テック”スタートアップ」が作り出すソーシャルインパクトと、その期待感を感じさせるイベントとなりました。
東京工業大学の研究者や学生をはじめとする総勢16組の熱いピッチが繰り広げられる中、GTIE GAPファンドで支援した7組によるハイレベルなピッチが会場を沸かせました。また、7組すべての登壇者が、GAPファンドプログラム終了時点よりも確実に事業化に向けて前進されていました。GTIE GAPファンドによる支援が、研究者の皆さんの起業への具体的な行動、モチベーション向上、支援者との協力体制の構築など、少なからずお役に立てたのではないかと感じました。
会場では、ピッチの他にも、ユニバーサルマテリアルズ インキュベーター株式会社 代表取締役 木場祥介氏、株式会社 東京大学TLO 代表取締役社長 山本貴史氏、横浜市立大学 准教授 芦澤美智子氏によるパネルディスカッションが開催されました。
(パネルディスカッションでは、熱い議論が繰り広げられた。左から、辻本将晴氏、木場祥介氏、山本貴史氏、芦澤美智子氏)
GTIEプログラム代表者である、東京工業大学 辻本将晴教授がモデレーターを務め、日本のアカデミアスタートアップを取り巻く状況や、打ち手について熱い議論が繰り広げられました。スタートアップを生み出す文化の醸成や、海外に出ていくことの重要性など登壇者から熱く語られ、会場の参加者がうなずく場面も多く見られました。
「ユニコーンを創出するための施策と、スタートアップを志す研究者の裾野を広げるための施策は、全く異なるものであり、議論をするときも明確に区別が必要である」との山本氏からの提言を受け、GTIEプログラム代表の辻本教授から「GTIEでも、ユニコーンを目指す研究者を対象としたプログラムと、広く研究者に起業に興味を持ってもらう、裾野を広げるためのプログラム、別々のプログラムとして今後実施していきたい」とのコメントもありました。
GTIEでは、今年度も引き続き「起業を志す、素晴らしい“テック”を持つ研究者」を支援していきます。そして新たな試みとして、「起業に興味を持つ研究者を増やしていく」裾野を広げるための取組みも実施していきます。
これらの取り組みにご賛同いただける、大学をはじめとする研究機関の皆様、VC、アクセラレーター、事業会社を始めとする民間企業の皆様、ぜひ一緒にこのムーブメントを盛り上げていきましょう!
最後になりましたが、イベント開催に向けご尽力いただきましたすべての皆様に感謝いたします。
GTIE GAPファンドで支援した7組(登壇順)
※肩書はイベント参加時点のものになります。
GTIE東京工業大学事務局(細川奈生)