疾患の原因遺伝子上にあるグアニン四重鎖構造(以下、G4構造)の位置を独自AIシステムで予測する(図中、ステップ1)。予測されたG4構造の中から、低分子の標的として最適なG4構造を選び(ステップ2)、これに結合する低分子化合物を見つける(ステップ3)基盤技術を有する。なお低分子化合物はG4構造と結合することで、疾患の原因タンパク質の合成を阻害する効果を見込む。
当該基盤技術を用いて見つけた第1パイプライン:白血病治療薬を開発する。現在までに白血病の原因遺伝子上にあるG4構造の中から、低分子化合物の標的として最適なG4構造を特定し(ステップ1完了)、これに結合するヒット化合物を複数取得している(ステップ2に相当)。
複数の製薬会社などと提携し、基盤技術を活用したパイプラインの共同開発を目指す。基盤技術の価値を実証する目的で、第1パイプラインは臨床PoC(Proof of Concept)まで自社開発し、その後、製薬会社へ導出する。
・ヒット化合物をより効率的に探すため、基盤技術を強化
・ヒット化合物を構造展開し、リード化合物を獲得
・リード化合物の有効性/安全性の確認
・グローバルに事業開発を展開し、基盤技術の提携先を探索
必要知財の強化