GAPファンド

イノベーションデザイン・
プラットフォーム(IdP)
GAPファンド 公募要領

目的と趣旨

SCORE大学推進型(拠点都市環境整備型)のGAPファンドは、令和2年7月に内閣府が選定した「スタートアップ・エコシステム拠点都市」における取組と連携するプログラムです。イノベーションデザイン・プラットフォーム(IdP)は、スタートアップエコシステム・東京コンソーシアムに参画する4大学(東京工業大学、慶應義塾大学、東京医科歯科大学、東京大学)によって立ち上げられ、コンソーシアム内の様々な外部協力機関や他のプラットフォームとともに、東京を中心とする地域におけるグローバルなスタートアップ・エコシステムの育成・醸成を目指します。

本公募においては、プラットフォームに参加する大学の革新的技術シーズを基にグローバル市場を目指す大学等発ベンチャーやSDGsの達成にも資する社会的インパクトの高い大学等発ベンチャーを創出するため、研究開発課題の募集をいたします。採択された研究課題には、研究開発費(GAPファンド)が支給され、プラットフォームが設置する事業シーズ探索委員会(SDC)のサポートの下、起業や次のステージの研究開発資金獲得を目指し、活動することとなります。

なお、本プログラムは、東京コンソーシアム内でのプラットフォーム連携の観点から、同じく東京コンソーシアム内に立ち上げられた横浜プラットフォーム(横浜P)と協働して実施することとしますので、横浜プラットフォームに参画する共同機関の大学も応募の対象となります。

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公募する研究開発課題

1. 対象

事業化に向けて、研究機関の研究成果と事業化のギャップを埋めるため、ビジネスモデルのブラッシュアップ、試作品製作、仮説検証のためのデータ(実験結果、計算結果)等を進める研究課題(GAPファンド)。

事業化を目的としない単なる研究や会社事業・準備(登記等)の実施は対象ではありません。

2. 研究開発期間
採択日:(2021年9月中予定)~2022年3月31日

「採択日」とは、IdPの選考結果を通知する日ではなく、JSTへ計画書を提出し承認された日を指します。

3. 研究開発費(GAPファンド)
1課題当たり1,000万円まで
4. 採択予定件数

20件程度

応募・選考状況によっては、採択件数を増やすこともあります。

学生が研究代表者の研究開発課題の採択は、全採択件数の20%までとします。

応募資格

1. 各大学に所属する教員・研究員、学生 (※ 但し、学生が申請する場合は担当教員との連名で申請すること)

応募時点において、次に所属する大学の教員・研究員、または学生(修士課程、博士課程)であること。加えて、研究開発費はJSTから委託される資金であることから、各大学が定める、科学研究費助成事業等競争的資金等の応募資格を有するものであること(学生は除く)。応募資格に関し不明な場合には、各大学担当に問合わせること。

IdP 東京工業大学 慶應義塾大学 東京医科歯科大学
横浜P 神奈川大学 関東学院大学 横浜国立大学 横浜市立大学
2. この他技術シーズ等に関する条件をすべて満たす必要あり(詳細は公募要領参照)

応募制限について

過去に他のGAPファンドに採択された場合や、現在実施中である場合でも、応募可能です。
ただし、JSTにより次の重複制限が定められており、該当する場合は本件に応募ができません。

  • 「同一の研究代表者は、STARTプロジェクト支援型、SCOREチーム推進型、SCORE大学推進型、SCORE大学推進型(拠点都市環境整備型)を同時に、申請・実施することができません。」

応募方法等

0. 公募要領

ダウンロード(PDF)

1. 応募書類
2. 応募方法

次の応募フォームに、必要事項を入力するとともに、「1. 応募書類」でダウンロードし作成した書類をアップロードし送信してください。

応募フォーム

3. 応募期限
2021年7月12日(月)正午
4. 応募説明会
2021年6月24日(木)18:00~19:30

この研究開発費(GAPファンド)の説明会を、CIC Tokyoのピッチイベントと共同して開催いたします。

お申し込みはこちら
オンライン参加はこちら

オンライン参加の場合、事前のお申込みは不要です。説明会の内容はお申し込みサイト(Peatix)の記載をご確認ください。

5. 問合せ先
質問等がある場合には、所属する大学の「問合せ先」までご連絡ください。

審査

審査は、書面審査とオンラインプレゼンテーションの二段階で実施され、最終的な採否の決定はIdPに設置するSDC(Search and Development Committee)により行われます。
審査にあたっては、次の観点で研究開発申込書の内容を評価します。

  • [1] 技術シーズ

    独創性、新規性があるか、知的財産の活用等があるか。
    また、知的財産権がある場合には、その権利関係が明確に示されているか。

  • [2] 事業化へ向けた現状の課題と検討状況、および課題解決後のビジネスモデル仮説

    事業化に際し、現在の研究で抱える課題とその解決へ向けた方策があるか。
    また、課題解決後のビジネスモデル仮説が検討できているか等

  • [3] 事業化に向けた検証活動(想定する市場、顧客候補、明らかにしたい仮説、活動スケジュール等)

    検証活動で明らかにしたい市場とビジネス仮説が明確であるか、活動スケジュールが妥当か、ビジネスモデルの実現・成長が見込めるか等

  • [4] 実施体制

    活動に向けて適切な体制であるか、ベンチャー起業に対する熱意を有しているか等

  • [5] 研究開発の予算計画

    予算計画が適切な内容であるか等

  • [6] 過去に受けた支援プログラムとの相違および類似の事案に関する確認

    過去の支援との重複がないか、再度の支援への期待等、同種の研究内容で他の支援と重複していないか等

選考結果の通知

書面の選考結果通知については2021年7月26日(月)に電子メールにて通知し、その際にオンラインプレゼンテーション(8月2日(月)~8月13日(金)の夕方のうち複数日程で個別に調整予定)の日程等及びオンラインプレゼンテーション説明会(7月30日(金))についても連絡いたします。最終選考結果については2021年8月20日(金)、電子メールにて通知します。

研究開発課題実施中の対応等

  • 1. 採択後、審査で上位の評価を得た研究開発課題等にはSDC選出による「事業化メンター」がつきます。また、採択された全ての研究開発課題には、各大学の「事業化ファシリテーター」(担当者)が付きます。
  • 2. 研究開発費は、JSTの委託費によりプラットフォームが行う事業費の一部として配分されます。JSTが定めるルールや各大学の定める予算執行のルールに従って、適切な使用に努めてください。また、JSTからサイトビジット、進捗報告会、及び予算執行状況の確認等を求められた場合には、適宜ご協力をお願いいたします
  • 3. プラットフォームの取組みとして、大学やプラットフォームを越えたネットワーキングのためのイベントをいくつか実施する予定です。研究開発の状況等の途中報告を行ってもらうことも想定されますので、ご参加・ご協力をお願いします。
  • 4. 採択された全ての研究開発課題は、Demo Dayで事業化に向けたビジネスモデルや研究開発成果を発表することを義務付けられています。本プラットフォームにおいては、2022年3月に実施する予定です。詳細が決定し次第連絡いたします。
  • 5. 本事業では、GAPファンドの趣旨を鑑み、研究開発課題実施期間中に起業することを想定しておりません。実施期間中に起業した場合、研究開発費の支援は、原則その時点で終了となります。実施期間中に起業に至る場合には、まずは事業化ファシリテーターにご相談ください。
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